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中山身語正宗の教え

中山身語正宗の教え

「世界の平和と万民の幸せ」を願って、仏様が直々に持ち出された「中山身語正宗」。その教えの根幹は、立教の際に宗祖覚恵上人が仏様から授かった「おことば」である「宗祖のご本願」に表されています。

この度、根本大悲の親は頼む一念身語正と開くぞ。
日本の国のすみずみから世界の国のはしばしに至るまで、
ひらいて助けてゆくぞ。
 

 
 
 
大本山瀧光徳寺の山門石柱

「頼む一念身語正」とは

「頼む一念身語正(たのむいちねんしんごしょう)」とは、「頼む一念」と「身語正」という二つの言葉から成り立っています。

「頼む一念」とは、我が身の伊達や飾りを捨て謙虚な心で、全身全霊を込めて仏様にすがり、三歳児(みつご)、赤子(あかご)のように素直で清らかになるほどに、継続してお行をしていくことです。

「身語正」とは、「身(み)に正(まさ)しく如来(にょらい)の語(ことば)を授かる」と読みくだされます。

つまり、「頼む一念」というお行を積み重ねていくと、仏様が、私たちを幸せに導くために「身語正」という「仏様からのさまざまな働きかけ」をしてくださり、私たちは「仏様から心を授けて」いただくのです。


「助けてゆくぞ」とは

「助けてゆくぞ」には次の二つの意味があります。

まず目の前の苦を取りのぞき、助けていく。それとともに、その苦をもたらした悪因を気づかせ、新たに善因となる正しい生き方を授けようというものです。

それによって「やすらぎ」のある生き方を学び、それを実践するとともに、身語正のお行を通して、「仏様のこころ」を授かり、真の「幸せ」を授かった人生を歩みなさいと教えられるのです。

この「助けてゆくぞ」の意味こそ、「世界の平和と万民の幸せ」を実現するための方法であると、仏様は教えられるのです。