宗祖のご本願
中山身語正の誕生 ご本尊・中山不動尊
メニューページへ戻る
中山身語正宗の誕生
み仏”から持ち出された信心
 中山身語正宗は、大正元年にあたる1912年2月18日に「根本大悲の親」と名のられるみ仏が宗祖上人に直々に託された「おことば」によってこの世に持ち出されました。その時のようすが『宗祖上人伝』(本宗発行)に次のようにしるされています。


 大正元年2月18日のことである。日々の行願に心身をすり減らした松太郎(宗祖の俗名)は寝床についたものの何かが起こることを予感して容易に寝つかれなかった。真夜中、松太郎は胸元を激しく揺り動かされた。
目を覚ますと枕元にみ仏が立たれていた。
 松太郎は、すぐ居ずまいを正して、正座すると、

   「この度、根本大悲の親は頼む一念身語正と開くぞ。
    日本の国のすみずみから、世界の国のはしばしに至るまで、
    ひらいて助けてゆくぞ」

 この仏告に驚いた松太郎は、
「私には学もなく、知もなく、財もありません。そんな私にどうしてできましょうか」と答えた。

「そうではないのだ。釈迦に生れ遅れること三千年、弘法大師に遅れること一千年。法然、親鸞に遅れること七百年。
今の世は、非常に疑い深く、こう言えばああいい、ああ言えばこういうのだ。いかに教理経文を朝から晩、晩から朝に説(と)き尽くしても、朝には信じ夕べにはもう疑うのだ。この末世の衆生(しゅじょう)を真に救わんためには、この衆生のせっぱ詰(つ)まった土壇場の願いをば、直ちに聞き届け、仏智不思議の大功徳を目の前に授けて驚かさなければ、信ずる心にならんのだ。

故に、我、現世利益(げんぜりやく)(※注1)をもって本願となし、中山不動と世に出ずるぞ」「身語正とは『身に正(まさ)しく如来の語(ことば)を授かる』との謂(い)なり。
身語正の『シン』とは『からだ(身)』という字を書け。『ゴ』とは『ことば(語)』という字を書け。『ショウ』とは『ただしい(正)』という字を書け」
いつにもまして厳しい口調のみ仏であった。松太郎は、言葉を返すことができなかった。

(本宗発行『宗祖上人伝』より)

中山身語正宗立教の地・顕彰の碑
中山身語正宗立教の地・顕彰の碑


(※注1) “現世”とは死んだ後の世でなく、今生きているこの世のこと、また“利益(りやく)”とは、単に願いがかなうことだけでなく、最大の利益は人格形成を通して授かる幸せを指しています。


前のページへ 次のページへ

中山身語正の誕生 ご本尊・中山不動尊
メニューページへ戻る
サイトマップ ページトップへ

Copyright 中山身語正宗 All Rights Reserved.