中山身語正宗

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平成29年08月

「学びの森」を歩く (2)

「教わる学び」「伝わる学び」「気づく学び」

 学びの森を歩いていると、学びには「教わる学び」「伝わる学び」「気づく学び」のあることが実感されます。人間は、父母やご先祖様から受け継いだ膨大な記憶を遺伝子の上に刻み込んで生まれてくるのですが、それが本当に生かされるためには「教わり」「伝わり」「気づく」学びに出会わなくてはなりません。そして、そうした学びを通して正しく受け止めた内容を身につけていった時、わたしたち一人ひとりは、たとえば「日本人らしく」「・・・・らしく」成長していけるのです。

 自らの心の安らぎを求め、自分とすべての人々とが共に心豊かな生涯を実現できることを願う仏教の信心。その信心の目的を実現させるために必要な仏教という学びの森で出会う。この3つの学びとは、たとえば仏教の最も基本的なものの見方、考え方である「縁起」や、それを「法の旗印」に仕上げた「三法印」などとして教わる学びであり、また日々仏前に足を運び額ずきつつ読経し、瞑想し、修行し、行動するよき友との共行(ともぎょう)を通して、伝わる学びの体験であり、そして、「信心」する意味を問い直す時、「人が人となる」とはどういうことかを気づく学びのことです。

 すべての物事は常に変化し続けていて、一瞬たりとも止まることはない(諸行無常)、なぜならすべての物事には永遠に変わらない本質がないからだ(諸法無我)と説く仏教の教えを通して、わたしたちは「こだわらない」そして「決めつけない」という仏教的なものの見方、考え方を学びます。また、み仏には、どこどこまでもお仕えさせていただきます(如来無辺誓願事)という日々の信仰姿勢を通して仏教者のあるべき姿として伝えられてきたみ仏への絶対帰依を学びます。こうした学びを基にして、自らの姿勢をブレのない、素直で謙虚で、一途な信仰生活を心底より喜べる自分になるための気づきを学ぶ。こんな学びも、学びの森を歩く日々の中で身につけさせていただけるので、その学びの森の歩みは、実に楽しい歩みとなります。(乘慶)

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