平成22年・バックナンバー

平成22年5月
「身語正教学」講義[22]


テキスト『身語正教学』は、宗祖覚恵上人が身語正教主「根本大悲の親(すなわちご本尊中山不動尊)」から直々授かられた「み教え」と「ご信心」がどのようなものであったかを、体系的に明らかにしようとするものです。テキストを傍(かたわら)に、共々学びましょう。 学びの森

「おさづけ」を通して中山身語正宗の信心を学び直す
み仏は、〈おじひ〉を通して、わたしたち一人ひとりに、その人の人生の最もすばらしい歩き方を教えて下さる。このように確信させていただく中山身語正宗の「信心」の仕方は、わたしたちにどのような信仰生活をすすめてくれるのでしょうか。
み仏が宗祖上人に授けられ、宗祖上人から身語正第二世覚照猊下に伝えられた中山身語正宗の「信心」は覚照猊下によって『おさづけ』という五カ条の条文として成文化され、わたしたちに伝えていただいています。そのため、『おさづけ』は、中山身語正宗の「信心」の「みちしるべ」であるといわれています。
『おさづけ』は、五カ条からなるものですが、その条文は、まず第一条があって、第一条があるから第二条が必要となるのだ。そして、第一第二条が整った時、第三条と第四条が大切と説かれる。そして、こうして明らかにされた中山身語正宗の「信心」を改めて整理してみると第五条に説かれるような「信心」になるのだ、という構成をもっています。

わたしたちは今回から、この『おさづけ』を土台にして、中山身語正宗の「信心」についての理解を改めて学び直したいと思います。
「どうして信心をするようになったのか」を問うことを、「入信の動機は何ですか」といいます。
一人の人がある信仰(宗教)に入る動機は、実にさまざまです。そうした入信の動機について、日本ではながく「貧(経済的な貧しさ)」、「病(肉体的、精神的な、なかなか回復しない病苦)」、「争(身近な人間関係から起こる争いごと)」に求めてきました。更に今日では、「心の癒(いや)しを求めて」などという動機も考えられる、といわれています。

とりあえず、その人に「悩み、苦しみ、閉ざされた道などがある」ことが、入信の動機になると見ることができるようです。そして、そうした悩み、苦しみ等を解決する方法として「神・仏」にすがろうとする時それが「入信の動機」になるのです。
ところが、現実の社会には、信仰(宗教)といわれるものは複数あって、「どれが一番いい信仰か」を判断することは、それ程容易ではありません。そこで、自分が信頼する人に相談することになります。そして相談したお方が熱心に勧めて下さる信仰(宗教)があると、ついついその信仰に入信することになります。本宗では、本宗に入信をすすめて下さるお方のことを「お導きして下さるお方(お導きの親)」とお呼びしその人の入信へのお勧めを「おみちびき」といっています。

こうして、わたしたちは初めて信心の「師」となる「親仏(親先生)」と出会うことになります。
「親仏」と初めてお会いしたわたしたちは、「お導きの親」から「何の遠慮もいらない。心底からのあなたの思いを打ち明けて、ご相談していいのですよ」と教えられ、その通りにしていきます。
本宗の「親仏」にとって、この出会いの中で最も大切なことは、相談する人の話をよく聞き、そして、その相談に「自分の計らい」では決して応えられないことを確信しておくことです。そして、話を聞き終ったら改めてみ仏に「至心」におすがりをさせていただくのです。

こすもす 315号より


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